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データで見る 2011 浦和レッズ総括 ②主な成績 [浦和レッズ]

浦和レッズのここ5年間の主な成績をまとめてみました。

(1)勝点
2011 36(15位)
2010 48(10位)
2009 52( 6位)
2008 53( 7位)
2007 70( 2位)

残念ながら年々減少しています。来シーズンは立て直すことが出来るでしょうか?

(2)平均得点
2011 1.06(16位)
2010 1.41(7位)
2009 1.26(9位)
2008 1.47(3位)
2007 1.62(5位)

今シーズン低迷の一番の理由が、得点力不足です。エジの途中放出とそれに代わる点取り屋を補強出来なかったのが痛かったようです。また、今年は組織力が著しく低下し、特に遅攻になると、シュートまで持って行くこと自体が難しかった印象です。

(3)平均失点
2011 1.26(6位)
2010 1.21(6位)
2009 1.26(9位)
2008 1.24(6位)
2007 0.82(1位)

今年の残留は、何といっても守備が何とか持ちこたえたことが大きいでしょう。これは、守備陣の頑張りももちろんですが、ペトロビッチ監督の採った戦術(ポジション固定、流動性無し)がもたらした唯一のメリットかと思われます。

(4)得点上位3名
2011 原口9  柏木5  エジ、マルシオ、マゾーラともに3
2010 エジ16 ポンテ9 柏木4
2009 エジ17 ポンテ、トゥーリオ、高原ともに4
2008 エジ、トゥーリオともに11 高原、阿部ともに6
2007 ワシ16 達也9 ポンテ7

数字の上では、なんだかんだエジは良くゴールしていたんだなーという印象です。今シーズンは、明らかな点取り屋不在で、これが大きく得点力不足に響いたと言えます。シーズン序盤から中盤にかけて結果を出していた原口も、シーズン終盤は、彼のプレースタイルが他チームに読まれていたような印象です。
シーズン終盤輝きを放ったセルヒオも、残念ながらゴール量産という結果には結び付きませんでした。


データで見る 2011 浦和レッズ総括 ①残留争いについて [浦和レッズ]

柏に敗れ、優勝を目の前で見させられましたが、正式にJ1残留を決めました。

前監督と堀監督のパフォーマンスを比較してみました。

ペトロ  29試合 勝点29(平均1)
堀監督 5試合  勝点7(平均1.2)

単純に比較しても仕方ありませんが、わずかながら前監督の結果を上回りました。
シーズン終盤、降格圏内での途中交代ということでは、満足すべき結果だったと思います。

また、ここ5年間の16位(降格ライン)のチームの勝点も並べてみました。

2011 甲府   33
2010 FC東京 36
2009 柏    34
2008 磐田   37(入れ替え戦の末残留)
2007 広島   32(入れ替え戦の末降格)

単純にレッズの勝点36を当てはめてみると、2008と2010では降格(2010は得失点差により)することになります。
今シーズンのレッズは残留に十分な勝点を得られたかというと、そうではなく、運が悪ければ降格もあり得たということです。
私自身も過去のブログでボーダーラインは36or37と予想していましたが、実際には、33or34で良かったわけですが、終盤の甲府の失速に助けられた面が多分にあります。


得失点差の重要性 [浦和レッズ]

浦和レッズについてです。

今日の福岡戦の結果により、事実上J1残留が決定しました。
なお、甲府が逆転するとしたら、例えば次のような得点経過が必要です。

33節
甲府6-0新潟

34節
浦和0-5柏
大宮0-6甲府

上記のような場合、得失点差-10で両者並びますが、総得点で甲府が上回るため、甲府の順位が上になります。
このような可能性はゼロではありませんので、甲府が明日の試合で大量得失点差で勝つようなことがあれば、レッズは柏戦、大量失点をしないために守備から入る必要があるでしょう。

それにしても、全34試合という長丁場であるにも関わらず、最終的には勝ち点だけでなく得失点差がモノをいうという状況は、リーグ戦の醍醐味であるとともに、例え勝ち点には関係の無い試合状況であったとしても、1つのゴールも無駄にはできないということを改めて認識させられる今シーズンです。
今節の首位争いにしても、柏は名古屋よりも得失点差で下回っていたため、今節で柏が勝っても名古屋が勝てば今節での優勝が決まらないという状況でした。このためか、どうも柏には今節で決めてしまおうという気概が感じられませんでした。
レッズもJ1で優勝した2006シーズン、最終節でガンバ相手に先制されながらも落ち着いて戦うことが出来たのも、得失点差で大きくアドバンテージがあったからです。

この得失点差で甲府に大きく優位に立てたのは、守備陣の頑張りからか前監督の守備的戦術によるものかどうかは分かりませんが、リーグ4位の失点数(首位の柏より少ない)の賜物です。

いずれにしても、1つでも多くのゴールを、失点は1点でも少なくという姿勢が最後に意味を持つこともあるということですねー


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